「この物件どう思いますか?」の答え
この質問の答えは2つしかありません。
1つ目:良いと思いますよ!
2つ目:良くないと思いますよ!
この質問をする人はおそらく悩んでいるのでしょう。
本心では
「この物件気に入った!良いなあ。でも、もっと良い物件あるかな?なんかデメリットあるのかな?」
と思ってるんだと思います。
なので、不動産屋さんの目から見てこの物件はアリかナシかが聞きたいんですよね。
不動産屋さんの心理
不動産屋さんの利益は仲介手数料の他に
オーナーからの広告料があるというお話を以前しました。
まだ読んでない方は絶対読んでください。
なので、あわよくば広告料が少しでも高い物件で決まって欲しいと思っています。
大事なことなのでもう一度言いますね。
不動産屋さんはあわよくば広告料が少しでも高い物件で決まって欲しいと思ってます。
不動産屋さんの答え
「この物件どう思いますか?」という質問に対する
不動産屋さんの答えがどうなるか見当はつきましたか?
良いと思いますよ!の意味
=物件の広告料が高い
この物件で決めて欲しいいいいいいい!!!
もしくは他に検討している物件の広告料よりは高い。
良くないと思いますよ!の意味
=物件の広告料が低い
この物件で決めないでえええええええ!!!
もしくは他に検討している物件の方が高い。(他の物件に誘導したい。)
つまり入居者にとって良い物件かどうかではなく、
不動産屋さんにとって都合の良い物件かどうかで誘導される可能性が非常に高いんです。
質問は具体的に
不動産屋さんに意見を求めるなと言ってるわけではないですよ。
具体的に質問すると、きちんと答えてくれる不動産屋さんは多いので
的を絞って質問してみましょう。
とはいえ、不動産屋さんは口が達者な人が多いです。
都合の悪い質問はやんわり誤魔化す可能性が高いので、
ある程度警戒しておくほうが安心ですね。
自分で調べられる事は調べる
物件について自分で調べられる事は意外と多いです。
下記に例を挙げておくので、参考にしてみてください。
最寄りの駅は?駅までどのくらいかかりますか?
→Google Mapで調べましょう。
近くにスーパーはありますか?
→Google Mapで調べましょう。
バルコニーの向きは南向きですか?
→スーモの物件情報を確認するか、内見時にコンパスアプリを使いましょう。
音の問題は大丈夫でしょうか?
→音が気になる場合は木造は避けて鉄筋コンクリート造がおすすめです。
もちろん不動産屋さんに聞いても問題ないです。
ただ、調べたらわかるようなことをなんでも聞いていては
不動産屋さんに何も知らない人だと思われる可能性があります。
ある程度自分で調べる癖がついている人は、
不動産屋さんから見てもわかるので、
この人に適当なことを言うといろいろ調べそうだなあ。きちんと対応した方が良さそう。
と思ってもらえる可能性が高いです。
どんなお客さんでも「きちんと対応しろよ!」って声が聞こえてきそうですが
知識武装してないと危険ってことを伝えたいです。良いカモにならないように気をつけてください。
不動産屋さんに聞かないとわからないこと
じゃあ不動産屋さんに聞かないとわからないことってなんなのか。
希望条件にあった物件はスーモで探せるし、物件の周辺環境はGoogle Mapで調べたらわかるし。
あなたが不動産屋さんに求めるのは下記だけでOKです。
この物件まだ空いてますか?(空室確認)
この物件を内覧したいのですが(内見手配)
この物件の初期費用はいくらですか?(見積もり依頼)
家賃交渉できますかね?礼金安くなりますかね?(条件交渉)
え?これだけ?と思うかもしれません。
正直言うとこれだけではないです。周辺の地域の治安とかも聞いてみても良いと思います。
管理会社はどんな会社ですか?
と聞いてみるのはオススメです。管理会社の情報が弱い営業マンもいるのでそう言う意味でも聞いてみる価値はあります。
何もわからない状態で来店するのはリスクしかない
少し極論に思われたかもしれませんが、これくらいで十分じゃないかなと思います。
上記を見て頂けばわかりますが、これだけに絞れたら不動産屋さんに来店する必要がないんです。
基本的に、お店に来店するのは無駄なので
物件の内覧時に現地待ち合わせするのをお勧めしています。
下記の記事もまだ見ていない方は見てください。
まとめ
この物件どう思いますか?は愚問
質問は具体的に!
スーモとGogle Mapで部屋探しの8割は終わる!
内見は現地集合にしよう!
何もわからないまま来店するのはNG