いきなり不動産屋さんに行ってはいけない?
部屋探しに慣れていない人に限って
なぜかいきなり不動産屋さんに行こうとします。
不動産屋さん行けば良い物件見つかるっしょ〜
調べるの面倒だし話だけでも聞きに行こっかな〜
こんな人は要注意ですので是非この記事を最後まで読んでください。
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いきなり不動産屋さんに行ってはいけない理由
まずは結論から、大きく分けて3つの理由があります。
順番に見ていきましょう。
物件の選択肢が狭くなる
いきなり不動産屋さんに来店するということは、
あなたは以下の状態であると考えられます。
- 自分の希望条件がまとまっていない
- 地域の家賃相場を知らない
- 自分の条件に合う物件がどのくらいあるか知らない
部屋探しにある程度慣れている方は
サッと来店して目当ての物件を内見してサッと申し込みをする方もいます。
ただ、この記事を読んでいる方は部屋探しに自信のない方(超初心者向け)が多いと思うので
絶対にいきなり来店しないでください。
なぜなら不動産屋さんは、
基本的に自分に都合の良い物件を勧めてきます。
都合の良い=広告料が高い物件(売り上げが良い)
また、もしあなたが気になっている物件があったとします。
その物件の空室を来店してから聞いてみたとします。
○○マンションをネットで見たんですがここは空いてないですか?
※○○マンションは空室があり募集中。ただし広告料が低い(営業マンにとって都合が悪い)物件だった場合。
確認しますね。
お待たせしました。ここはちょうど今日申し込みが入ったみたいで満室です。
このように返答されて、あなたなら疑いますか?
疑いますか?というより疑えますか?
私の印象ですが、自分に都合の良い物件を2〜3件提案して
その中で決まればどれでも良いって考えている営業マンは多いです。
その候補の中に、都合が悪い(広告料が低い)物件が入ってこようもんなら
空いてないとか、管理会社の対応が悪いとか、いろんな理由をつけてその物件を選択肢から排除しようとするでしょう。
なので、本来選択肢に入ってくる物件も
営業マンの都合で削られてしまい「物件の選択肢が狭くなる」ということです。
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結局判断ができない
上記のように、営業マンにとって都合の良い物件だけを提案されるのは嫌ですよね?
ただ、あなたは
「この物件は営業マンにとって都合の良い物件で、
この物件は都合とか関係なく良い物件を教えてくれている。」
という判断はできますか?
そもそも考えてみてください。
営業マンにとって都合の良い物件は広告料が高い物件だとお伝えしました。
では広告料が高い物件はどんな物件だと思いますか?
いち早く入居して欲しい物件です。
なかなか入居者が見つからずに苦労している物件とも言えます。
この仮説が全ての物件に通用するわけではありませんが
比較的良い物件ほど広告料が少ない傾向にあります。
このカラクリがわかっていたとしても、
営業マンを目の前にして3件ほど物件を並べられたときに
あなたの探している条件でこれが最良の3件なのか、まだ他にも検討すべき物件があるのか判断がつきません。
提案してくれている物件が、営業マンの都合優先なのかどうかも
まったく判断ができないのです。
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掘り出し物件なんて存在しない
「ネットには事情があって掲載できないのですが、
こんな物件もありますよ。」
なんてことは現代ではありえません。
確かに数十年前はあったようですけど。
今ほど部屋探しのアプリやサイトが発達していなかった頃は
不動産屋さんごとに持ってる物件が違って、何件か不動産屋さんをはしごする必要があったみたいです。
ただ現代では
ネットに載っていない物件なんて存在しません。
理由はとってもシンプルで、
入居者を募っているオーナーさんの目的は「入居してもらって家賃収入を得ることです。」
入居してもらうためには、
より多くの人の目に触れてより多くの人に内見してもらう必要があります。
そのため、
ネットに掲載しないで隠している事はデメリットでしかないのです。
以上の理由から、掘り出し物物件なんて存在しません。
この件については下記記事でもまとめていますので、
まだ見ていない方はご一読ください。
不動産屋さんに行ったらネットで載っていなかった物件を紹介してもらえた!
ってことがあったとしてもそれは勘違いです。
例えば、Aという物件があったとします。
あなたはアットホームというお部屋探しの媒体を使って物件検索していました。
Aという物件には出会えませんでしたが、不動産屋さんに行ったらAという物件を紹介してくれました。
これは掘り出し物件でしょうか?
いいえ、違います。
アットホームに載っていなかっただけで
イメージですが下記のようなことが普通にあります。
スーモ | ホームズ | アットホーム | |
物件Aの掲載 | ○ | ○ | × |
物件Bの掲載 | × | ○ | ○ |
物件Cの掲載 | ○ | × | ○ |
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結局どうすば良いのか?
上記の表で言いたかった事は、
「お部屋探しアプリは全部確認してくださいね。」ってことではありません。
そんなことをしているととっても効率が悪いです。
なのでは私は友人にはいつも
スーモ以外は一旦みなくて良いよ。
と伝えています。
理由は、掲載されている物件数が1番多いからです。
なぜ、スーモが1番掲載数が多いかというと
スーモを使って部屋探しをする人が1番多いからです。
なので、不動産屋さんもスーモに掲載する方が成約につながる確率が高いですよね。
よって、スーモが1番掲載物件数が多くなり
スーモ以外は見なくて良いということになります。
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物件はネットで探す時代
アプリで物件を検索すれば、
室内の写真が見れます。
写真だけではなく、パノラマ画像で室内を見渡すことができたり
動画を掲載している物件もあります。
物件の周辺の雰囲気が知りたければ、
Google Mapで物件名を検索してみてください。
最寄りのコンビニまでの距離もわかりますし、
近くのスーパーの品揃えや口コミもある程度わかります。
ストリートビューを見れば物件の近所を散歩できますし、
航空写真を見れば、近くに月極駐車場があるかどうか調べることもできます。
これらは全て無料で、どこにいてもスマホ一つで情報として得ることができます。
なのに、これをせずに面倒だからといって
いきなり不動産屋さんに行ってしまっては、
言いなりの条件で契約させられるか、判断しきれずに時間を無駄にするかのどちらかです。
まとめ
いきなり不動産屋さんに来店しない
理由は物件の選択肢が狭くなってしまうから
掘り出し物件は存在しないので期待しないこと
スマホで部屋探しは8割終わる
以上です。
スーモで検索していろんな物件を見た上で不動産屋さんに行くと
提案される物件が予習済みの感覚になるので、
ネットではわからなかった点を絞って質問ができるのでオススメです。