留学生含め日本で生活する外国人(在留外国人)の方は
およそ228万人います。(令和2年6月末集計)
留学生の友達がいる方はご存知かもしれませんが、意外とまだまだ外国籍の方は入居審査が通りにくかったり
そもそも受付もしてくれない場合があります。
そこで今回は、外国籍の方でも審査が通りやすくなる方法をお伝えします。
なかなか部屋が見つからなくて困っている外国籍の方は是非参考にしてみてくださいね。
不動産屋さんにGTNの利用が可能か確認する。
GTN(Global trust networks)とは?
日本で部屋を探す外国人専門の家賃保証機関です。
外国人の方はオーナーから下記のような不安要素を持たれている事が多いです。
「保証人がいないんじゃないか。」
「言葉が通じないからルールがわからないのではないか」
「滞納されたらどうしよう」
「近隣住民とトラブルにはならないか」
GTNはそんな不安要素を全て解決してくれる保証機関です。
不動産屋さんもGTNの存在を知らない方もいるので、できれば知っている不動産屋さんを選ぶのもポイントです。
信頼できる日本人に連帯保証人になってもらう。
お友達に連帯保証人もしくは緊急連絡先になってもらえるか頼んでみましょう。
ただ、学校の友達などが快く受け入れてくれるとは限りません。
また学生であれば日本人でも連帯保証人としての要件を満たせません。
できれば教授など、大人の人にお願いしましょう。
とは言ってもなかなか難しいのが現状です。
ただ学生の場合はほとんどの場合学校側で留学生向けの制度がある事が多いです。
一度学生部や大学生協に確認してみても良いでしょう。
実際にあった!なかなか審査に通らなかった留学生の話。
ミャンマーから日本の専門学校へ入学するため日本にきたKさんの話です。
Kさんは来日時、専門学校が提携していた物件に入居することになり
一旦はその家に身を置きました。
しかし、学校の教材や資料など荷物が増えるにつれて部屋が手狭になってきたようです。
当時Kさんはアルバイトをしておらず、生活費や家賃はご両親が海外送金してくれていました。
日本円で約15万円ほどのお金を振り込んでもらっていました。
また、Kさんは未成年で日本国内に日本人の知り合いはいますが、その知り合いもまた同級生で未成年でした。
そもそも未成年が賃貸借契約を結ぶ場合、日本人でも親権者同意書が必要になります。
その点からすでに、お部屋探しが難しいことは明白でしょう。
気に入った物件があれば、内覧して申し込みをしてはみますが、審査落ち。
難しいとは分かっていても実際審査に落ちるのは精神的にもショックだったと思います。
今の部屋は狭くて不便だけど、我慢して住もうかなと何度も諦めかけていたと思います。
上記でお伝えしたGTNを使いたいところだったんですが、
そもそも貸主が指定する保証会社以外は使わないで欲しい。
なんて話はよくあることなので、その場合はひたすら探すしか無いのです。
そんな時、Kさんのお父さんが「私の知人が日本国内にいるから連絡を取ってみなさい」と連絡がありました。
たまたま、その方が連帯保証人になってくれることになり申し込みできる物件対象が広がりました。
結果的に最初に申し込みして審査落ちしてしまったお部屋に再度申し込みをして、無事第一希望のお部屋に住む事ができました。
なかなかここまで、難しいケースは無いと思いますが
もしお部屋が決まらなくて困っている方は参考にしてみてくださいね。
お問い合わせいただければ、ご相談に乗ることも可能ですのでお気軽に聞いてください。