皆さんは内見されたことありますか？
いざ、内見してみるとテンションが上がってそのままの勢いで申し込みしてしまい
後からもっと良い物件に出会ってキャンセルしたくなった経験はありませんか？
また、不動産屋さんに
「部屋がとられるといけないので仮申し込みだけでもしときましょう。」
などと言われて軽い気持ちで申し込みしてしまった人もいるのではないでしょうか？
そういった際の、揉めない上手な断り方や
そもそもそんな事にならないための方法をお伝えします。
断りたいけど、言いづらいときはこう伝える。
これは状況によって変わりますが、
よくあるケースと実際に不動産営業である、私の目線で
良いと思うセリフをお伝えします。
内見したけど物件の申し込みを断りたい場合
検討して連絡します。
これだけでOKです。
気になって内見したにもかかわらず、検討するってことは
この物件ナシだったんだなあと察します。
ちょっと考えますだけでなく、こちらから連絡すると伝えるのもポイントですよ。
内見したけど他の不動産屋でも内見予約をしている場合
他の不動産屋でこの物件（実際に該当する物件）を内見する予定です。
これ意外と多いです。
ポータルサイトのシステム上気になる物件を一括で問い合わせできる機能があるので
いろんな不動産屋さんから一気に折り返し連絡が来て
混乱するケースです。
結果として物件Aを内見する不動産屋と物件Bを内見する不動産屋がバラバラになる事があります。
その場合は、正直に状況を伝えましょう。
一つ不動産屋さんを選んで、他にもこんな物件を問い合わせていると伝えましょう。
不動産屋さんの選び方は、メールの返ってきた速度や
文章で伝わってくる人柄などで選んで大丈夫ですよ。
そう伝えると、たいての不動産屋さんは
気になっている全ての物件の内見を1日にまとめてくれるので効率も上がります。
申し込みしたけど、他の物件に決めた場合。
大変申し訳ないんですが、他の物件で決めたのでキャンセルお願いします。
そのままですね。笑
でもそうなんです、そのままで問題ないです。
ポイントはハッキリと時間を空けずに伝える事です。
確かに一度申し込みをしたのに
キャンセルは言いづらいですが、後から良い物件に出会うこともあります。
そんな場合は、できるだけ早めにハッキリと伝えてください。
目安としては申し込みしてから遅くとも3日以内にしましょう。
申し込み後のキャンセルが遅くなればなるほど、
不動産屋さんや大家さんだけでなく、その物件を検討している他の人にも迷惑がかかりますので注意しましょう。
申込金を払ってるけどキャンセルしたら返ってこない？
これも意外と相談される事が多いです。
他の不動産屋さんで、仮押さえのために申込金を払っていて
返ってくるのであればキャンセルしたいと言うケースです。
基本的には返ってきます。
しかし、トラブルになる可能性が高いので
どうしても気に入った物件で要求された場合は
申込金の預かり期限や、キャンセル時の取り扱いについてきちんと確認しておきましょう。
とても参考になるページがあったのでこちら参考にしてください。
https://www.osaka-takken.or.jp/knowledge/2013/10/QA006.html
（一社） 大阪府宅地建物取引業協会
（公社） 全国宅地建物取引業保証協会 大阪本部 HPより
そもそも、手付金や申込金などの一時預かり金を
申し込み時や引き渡し前に要求された場合、２つの種類があります。
管理会社およびオーナーが要求している。
仲介会社が独断で設定している。
この２つのパターンですが、仲介会社が設定している場合は注意です。
預かり金を要求してキャンセルしづらいようにしたり、
返さないといってトラブルになることも。
後者の場合は、複数の仲介会社から見積もりを取ることで
発覚するので、申し込みをする前に手間を惜しまず相見積もりを撮ることをお勧めします。
まとめ
不動産会社に正直に事情を相談する。
キャンセルはスピーディーにハッキリ伝える。
手付金はキャンセルすれば返ってくる。
申し込みをする前に相見積もりをとる。
いかがでしたか？
案外普通で驚きましたか？
不動産屋さんが1番望んでいることは
お客さんが希望する物件を自分の会社で契約（仲介）することです。
なので、どんな状況であっても正直に相談してもらえると嬉しいものです。
「こんなこと相談しても大丈夫かな？」
と思うことでも是非積極的に相談してみてください。
余談ですが、電話やメールでの追いかけがしつこい不動産屋さんもいるようです。
そんな不動産屋さんには、
「引っ越しの予定がなくなってしまったので、また機会があればお願いしても良いですか？」
と伝えればOKですよ。