あなたは仲介手数料の上限や、相場が気になったことはありませんか?
お引っ越しは物件の契約以外でもたくさんお金がかかるイベントです。
余計なお金は払わなくても良いように、
賢くお引越しできる術を身につけましょう。
この記事を読めば、賃貸契約で無駄なお金を払わなくても良くなるのでご安心ください。
借主が家賃×1.1倍の仲介手数料を請求される理由
仲介手数料は、仲介業者が借主からいただく報酬です。
契約した家賃に対して1.1倍の金額が報酬の上限です。
しかし、仲介業者が仲介しているのは
借主と貸主です。どちらに対しても本来仲介手数料が発生します。
なので、宅建業法上の解釈では
借主からいただく仲介手数料と貸主からいただく仲介手数料を合わせた総額が家賃×1.1倍を上限としようねって話です。
なのに、当たり前のように借主に上限の金額を請求されるケースが多々あります。
※10万円の物件なら11万円の仲介手数料。
何も知らなければ、仲介手数料は家賃の1.1倍と決まっているのだと思いませんか?
確かに。。。
大切なのは上限であるということと、本来貸主からももらうべきだということです。
でも、残念ながらこれを知っている方は私の経験上ほとんどいません。
というか、いなかったですね。
しかしこれには理由があります。
借主はほとんどの場合不動産に対して素人だから。
あなたは何回賃貸契約をしたことがありますか?
人生において滅多に訪れないイベントであり、1回契約したら当分契約しないです。
なので、知っておく必要がないし知らなくても日常は困らないんです。
え?じゃあ払いたくないんだけどそんなことできるの?
結論から申し上げます。
仲介手数料を払わなくても良い方法はあります。
ただし、仲介業者と契約する物件によります。
またちょっと濁らせた表現だなあ
いや本当に業者と物件によるんだよ
なぜなら、大手不動産チェーンはほぼ確実に仲介手数料を無料にする事がないからです。
※アパマンショップ・センチュリー21・ミニミニ・エイブルなど(エイブルは一律0.55倍)
これも意外と知られていませんが、これらの大手不動産屋さんはフランチャイズ展開されています。
〇〇不動産株式会社がアパマンショップとフランチャイズ契約をして運営している。
このパターンがほとんどです。
〇〇不動産はフランチャイズすることで、お客さんを呼び込みやすくします。
その代わりフランチャイズ本部に加盟金を支払っています。
また立地も駅前が多いので、経費がたくさんかかります。
よって、仲介手数料を無料でやってしまうと利益がすり減らされてしまいます。
以上の理由から、大手不動産屋さんは仲介手数料を無料にしてくれることは望みが薄いので
そもそも交渉しない方が良いでしょう。
仲介手数料を払いたくない場合どこに頼むべき?
これはとても簡単です。
少し調べればわかることなんですが、調べない方が多すぎます。
単純に「大阪 仲介手数料無料」など調べて見てください。
仲介手数料を無料で頑張っている業者が見つかるはずです。
ただし、思わぬ落とし穴もあるので、
読んでいない方はこちらもチェックしてください。
仲介手数料以外で交渉できるところは?
仲介手数料が交渉できなかった場合でも交渉はまだ終わってません。
他にも交渉できるところがあるので実践しましょう。
まず、下記の3つのうち1番交渉できれば嬉しいところを一つ選んで交渉しましょう。
礼金
家賃
フリーレント
フリーレントは入居する月の家賃を無料にしてくれるサービスのことです。
また、交渉成功率を上げるためには
「〇〇円になったら申し込みします。」など明確な基準を伝えて交渉するようにしましょう。
そのほかに下記のような項目もチェックしましょう。
火災保険
不動産屋さんで指定される火災保険は
2年間で16,000円〜20,000くらいが相場
火災保険会社を自分で用意しても良いか?と聞いてみましょう。
知らない営業マンが多いのですが、貸主が指定する火災保険に加入する義務はありませんので、
ここは是非やってみましょう。
契約事務手数料
ここは仲介会社が請求している場合と貸主が請求している場合があります。
借主は仲介会社からしか見積もりが取れないので、どちらが請求しているのかわかりません。
そのため、念のため同じ物件に対して2社以上見積もりをとりましょう。
そうすると、面白いことにぼったくりが浮き彫りになることがよくあります。
その場合は交渉せずに、ぼったくりの不動産屋さんはお断りしましょう。
入居サポート
入居サポートも2年間で16,000円程度のものが多いです。
こちらも仲介会社が設定しているものか貸主が設定しているものか判断できませんが
相見積もりをとることで判断がつきますね。
鍵交換費用
鍵交換費用は貸主が負担するものと考えるのが妥当です。
国土交通省のガイドラインでも記載があるので、ご安心ください。
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/torikumi/honbun2.pdf
「国土交通省のガイドラインで鍵交換費用は貸主が負担すると記載があったので、貸主で負担いただけますか?」
と伝えてみましょう。
ほとんどの場合、これで貸主は承諾してくれます。(私の経験上)
ただし、「そんなこと言うなら他にも入居したい人はいるから、お断りします。」
って言ってくる無知な貸主さんがいることも事実としてあります。
あくまでも交渉なので、不動産会社や貸主から嫌われて入居拒否されないように気をつけましょう。
まとめ
仲介手数料は「家賃」×「1.1」と決まっている。
仲介手数料には上限があって「家賃」×「1.1」
大手不動産屋さんに行けば安心。
仲介手数料が安い(無料)の店はある。調べて問い合わせしてみる価値あり。
仲介手数料以外でも交渉できる項目はある。
無駄なお金は払わない!最安値で契約する。
いかがでしたか?不動産屋さんはあなたのことを何も知らない素人だと思っています。
今の時代少し調べれば簡単に知識武装できます。
ほんの少しの手間をかけて、調べることで
無駄にお金を払わなくて済むようになります。
是非、この知識を知るだけでなく実践してください。